2019年05月10日

秋田の地酒 山廃仕込み「飛良泉」

株式会社飛良泉本舗 [飛良泉]
東北で最も古い蔵・飛良泉本舗の歴史
u18pr.gif

秋田県にかほ市は山形県と隣り合う県南部に位置しています。
このにかほ市の平沢漁港にほど近い場所にあるのが飛良泉本舗。

飛良泉本舗は、東北で最も古い歴史を持つ蔵であり、
全国でも3番目に古いという由緒正しい酒蔵ということです。

創業は1487年という事ですから室町時代になります。
その年は八代将軍・足利義政が京都の東山に銀閣寺を建立しています。

現在の当主・斎藤雅人社長は二十六代目。
斎藤家の屋号「泉屋(いづみや)」が示す通り、
斎藤家は関西の泉州より仁賀保へと移り住みました。

宝暦年間から天保年間を生きた名僧・良寛和尚の友人で、
仁賀保に暮らしていた「増田九木」という画家が良寛へ宛てた手紙に
トンチのきいた名言を書き残しました。

それは「飛び切り良い、白い水」という言葉。
ということは「飛」と「良」を並べる「ひら」は平沢にかけた言葉で、
そして「白」と「水」は上下に並べると「泉」。


これは斎藤家が「泉州出身」であるという意味合いがあります。
それまでは「金亀」という銘柄でしたが、
この増田九木の自慢話が噂を呼び酒銘「飛良泉」が誕生しました。


飛良泉 山廃純米 マル飛、限定生酒 1800ml
秋田/飛良泉本舗の、飛良泉(ひらいずみ)は秋田の酒として
また 東北の日本酒と言ってもよいでしょう。

酒蔵の特徴
蔵へと続く土間の入り口には、かつて看板として使用されていたという
アオウミガメの甲羅が飾られています。

金ぱくで「飛良泉」と書かれたその甲羅、その先に続く長い土間。
すべてが500年という長い歴史を感じさせるものです。

明治15年に建てられた蔵は、温度変化にも負けない酒造りに
適した環境を生み出しています。

また蔵の外には創業以来の大きな欅の木があり、
夏場の日光を遮り、蔵の温度を低温で保つ役割を担っています。

仕込み蔵の中では大きな甑で酒米を蒸して麹造り、酒母造り、
醪造りの各工程へと酒米が運ばれていきます。

「飛良泉」の特徴は酒母を山廃仕込みで作ること。
正式には山卸廃止仕込みといい昔ながらの酒母製造方法です。

つぶさに観察して、じっくりと熟成させることが山廃の基本。
速醸酒母は約2週間ほどで仕上がりますが山廃は30日ほど必要です。

空気中の乳酸菌などの微生物の力を利用し自然のままに酒母を
培養、育成と微妙なさじ加減の温度管理が必要とされます。

手間ひまを惜しまず、手のかかる我が子を育てるように
作られるのが山廃仕込み。
ぷつぷつと発酵する酒母の香りは、
ほのかに酸味を帯びていました。



お求めは ⇩



「米の秋田は酒の国」蔵元を見る


posted by 暇tarou at 13:52| Comment(0) | 飛良泉本舗・蔵元を訪ねて
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: